高周波焼入れとは
高周波焼入れは、鉄鋼材料で造られた部品を瞬時の加熱と急冷により必要部分に焼入れをする熱処理です。高周波発振機の周波数や加熱コイルの形状を選択することで様々な部品の表面硬化することにより、耐摩耗性や疲労強度などの機械的強度の向上が得られます。
THAI NDKでは、自動車・工作機械部品をはじめとした様々な分野でお客様のご要望にお応えさせて頂いております。
高周波焼入れの特長
特長 01
表面硬さが高く、優れた耐摩耗性、疲れ強さが得られます。
特長 02
表面圧縮残留応力が大きく、優れた延性、靱性、疲れ強さが得られます。
特長 03
組織が微細で、優れた延性、靱性、疲れ強さが得られます。
特長 04
脱炭がほとんど見られず疲れ強さの下や不安定化の心配や酸化スケールも少なく、綺麗な表面が得られます。
特長 05
変形が少なく、研磨などの後工程の省略が可能な場合があります。
特長 06
比較的安価な鋼種を用いても、優れた特性を発揮させることが出来ます。
特長 07
焼入れ前の炭素や合金元素の分布の不均一さが、焼入れ組織や特性に反映されやすくなります。