プラズマ窒化とは
プラズマ窒化は、鉄鋼製品を加熱し、その表面から窒素原子を製品内部に拡散浸透させる表面硬化法です。
生成された化合物層により表面硬さが高くなると共に拡散層により表面から芯部に向かい連続した硬さ勾配が得られ、耐摩耗性、疲労強度などの機械的性質が向上します。
また耐食性や耐焼付き性などのトライボロジー特性も改善する事が出来ます。
プラズマ窒化は、鉄鋼材料の焼戻し温度(オーステナイト変態温度)以下で表面硬化することが可能で、形状変化の非常に小さい表面改質法として広く採用されています。
プラズマ窒化法
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プラズマ窒化(イオン窒化)/ ファイン窒化
プラズマ窒化は、窒素、水素ガスを用い、13.3Pa~1.3kPaの真空雰囲気中で製品と窒化炉の炉壁との間に数百ボルトの直流電圧を印加して得られるグロー放電中で処理を行います。
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ラジカル窒化
ラジカル窒化は、化合物層のない窒化を可能にした新しい理論に基づくプラズマ窒化法です。